〈真砂土吹付工事〉文化財土塁復元工法



文化財土塁復元工法とは

景観を守りながら、文化財を現代の技術で蘇らせ保全する工法です。
成分のほとんどが自然土でできた水で固まる真 砂土舗装材「ビゼンソイル」を使用します。
優れた保水力で、通常のアスファルト舗装に比べて表面温度を低減。製造から施工工程まで温室効果ガス排出を抑制し、環境にも優しい舗装材です。
無着色のため、着色料による文化財への色移り等の心配がありません。

「真砂土舗装材 ビゼンソイル」について詳細はこちらから

ビゼンソイル
文化財土塁復元工法の特徴
1

風合いを損ねることなく文化財(土塁など)の復元が可能。

2

重量物による転圧が不要で、下部の文化財などへの影響が最小限。

3

無着色のため着色料による石垣などの文化財への色移りがない。

4

透水性の保持により背面土壌への悪影響が最小限。

5

こう配の強い法面や階段などの施工場所にも対応可能。

6

凹凸部分も大規模な整形をせず自然の形に近い施工が可能。

※写真は一部イメージです

文化財土塁復元工法の用途
1
文化財の表面保護

⚫遺跡、史跡、文化財の法面などの表面保護 ⚫自然環境に配慮しながら、草木の伸長による影響を最小限にしたい斜面や土塁を保護

2
土塁復元・保護

⚫城跡の土塁部分の復元・保護 ⚫石垣併用型の土塁(腰巻土塁、鉢巻土塁)の復元

3
傾斜地・凹凸地の舗装

⚫こう配が強い斜面や階段に自然土の風合いを維持した施工 ⚫景観を維持したい急こう配な法面への自然な施工 ⚫凹凸のある斜面にも大きく整形を行うことなく対応

4
災害対策

⚫城跡の土塁や古墳の造り出し部などの崩落部分の復旧 ⚫文化財指定の土塁や版築、地山、法面などへの水害対策

5
土地・区画整備

⚫モルタル吹付工法の代替工法としての活用 ⚫CO2排出量に配慮した公園緑地計画 ⚫安全で自然環境と調和した斜面へのリニューアル

文化財土塁復元工法の施工手順
1
準備工

法面整正工(文化財の場合はなるべく文化財を保持しつつ成形することが求められます。

2
ラス金網設置※

地山と表層部(ビゼンソイル)との付着を良くするため、ひし形金網を設置します。

3
アンカーピン設置※

適度に地山との定着を行うためにアンカーピンを設置します。

4
真砂土吹付

モルタル吹付機を真砂土舗装材吹付用に調整し、ホースで圧送吹付します。

5
完成

自然土の風合いを維持し、自然環境にもやさしい施工面が完成します。

※施工場所が平面および階段の場合、ラス金網とアンカーピンの設置が不要な場合があります。

  
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